このほど、西太湖に拠点を置く江蘇瑞培生命科技有限公司が研究開発・製造した「PrimCell® 自己細胞採取器が、医療機器登録証の認可を正式に取得した。これは、国内で初めて発売承認を得た自己皮膚細胞即時採取製品(分類:14-16 輸液・投与・保護機器)となり、臨床応用に投入される。
従来、組織工学による皮膚の研究開発は、過去30年以上にわたる創傷治癒分野の画期的な進展であり、従来の「自家移植(自家皮膚を採取して移植する方法)」という植皮パターンを打破し、患者に新たな希望をもたらした。しかし、組織工学皮膚が大きな進歩を遂げたにもかかわらず、移植可能な皮膚組織を体外で構築する技術の煩雑さと高いコストが、従来型人工皮膚製品の臨床応用と普及を制限してきた。
今回、瑞培生科が独自に開発し、認可を取得したPrimCell® 自己細胞採取器は、皮膚損傷修復管理のための革新的な人工皮膚治療システムである。火傷創傷、白斑(尋常性白斑)、表在性瘢痕、慢性創傷などの創傷治癒に使用できる。革新的な技術により、健康な皮膚組織から自己細胞を迅速に分離し、体外培養を必要とせず即時に創傷修復に使用することを可能にし、国内の技術空白を埋めた。
さらに、瑞培生科はリアルタイム細胞検出分析システムも開発している。これはPrimCell® と連携する全自動ハイスループットカウント一体機であり、手術台の傍らで採取した表皮細胞の濃度、生存率、直径、凝集率などのデータをリアルタイムに収集・分析し、治療計画の実施に根拠を提供する。同時に、生存率90%以上の十分な量の皮膚細胞を安定して取得することができ、PrimCell® の革新技術による治療効果を保証している。
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