8月11日、常州科教城は国内リハビリロボット分野のリーディング企業である北京大艾机器人科技有限公司（AI-robotics）と北京で戦略的協力協定に調印し、多様式融合型リハビリデータ智能プラットフォームシステムの研究開発と産業化プロジェクトを共同で立ち上げた。

　AI-roboticsは中国における権威ある外骨骼ロボット治療ソリューション・プロバイダーであり、リハビリロボット分野で独創的な研究開発を続ける業界の先駆者として、国内外骨骼リハビリロボット業界と革新的な臨床研究の方向性を切り開いてきた。今回の調印プロジェクトは、先進センサー、人工知能アルゴリズム、外骨骼ロボット技術を統合し、精密評価、智能トレーニング計画、リアルタイムフィードバック、効果追跡を一体化した国内初の総合リハビリプラットフォームを開発し、医療機関、コミュニティ、家庭でのリハビリシーンにサービスを提供する。

　関連データによると、2025年には中国のリハビリ医療市場規模は2,200億元（約4兆8400億円）を突破すると予想され、その中でも精密検査・評価の需要は年間20％超の伸びを示している。調印プロジェクトは、革新的技術を通じて、経験に依存する伝統的なリハビリ評価やトレーニング効果の定量化の難しさといった課題を解決し、精密評価によって個別化トレーニングを推進し、リハビリ医療産業の高度化を牽引することを目指す。

　ここ数年、常州科教城は人工知能産業に焦点を当て、核心となる重要技術の研究開発に力を入れるとともに、国内外の有名AI企業や関連機関の誘致を通じて、影響力のある人工知能・智能ロボット科学技术革新基地の構築を進めている。今回、双方が手を携えて「多様式融合型リハビリデータ智能プラットフォーム」を共同建設し、「技術研究開発―科学的検証―産業化転換―市場応用」という完全な革新チェーンを構築することは、長江デルタ地域のスマート健康産業に新たな強力な原動力を注入するであろう。