このほど、アプラス常州ラボが武進国家高新区で正式に稼働を開始した。これは、スペインのアプラスグループが中国市場で事業基盤を強化し、長江デルタでの事業展開を拡大する上での重要な拠点となる。同時に、武進高新区が新質生産力の育成と現代サービス業の基盤強化を進める上での象徴的な成果でもある。
アプラスグループはスペイン・バルセロナに本社を置く、世界有数の試験・検査・認証(TIC)サービス企業で、60カ国以上で事業を展開しており、世界のTIC業界でも有力企業の一角を占めている。
グループの中国事業戦略の重要な一環として、アプラス常州ラボは新エネルギー、低空経済、ヒューマノイドロボット、航空、医療機器などを重点分野とし、高性能軽量材料の試験・検査・認証を手掛けるほか、複合材料業界向けのデータベースを構築する。
「常州では新エネルギー車産業が急速に発展し、武進高新区には多くの部品メーカーが集積している。医療機器や低空経済の分野でも産業基盤が整っており、アプラスの試験・検査・認証サービスを生かせる余地は大きい」と、アプラス・ラボラトリーズ部門のアジア地域副社長、徳検(江蘇)検測技術有限公司の総経理である蔡鵬氏は述べた。常州ラボには計1,000台の試験設備があり、受注はすでに2026年末まで予約で埋まっている。そのうち35%は海外からの受注という。増え続ける受注に対応するため、ラボでは設備増強を進めており、2027年半ばには試験・検査能力を現在の2倍に引き上げる見通しだ。アプラスは認証機関として、EUや中国における複数の試験・検査基準の策定に参画し、中国企業の海外市場への参入を支援している。エンボディドAI分野では、研究機関や大学、EUの関係機関と連携して標準化委員会を立ち上げ、関連試験基準の策定に参画している。
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