5月12日、常州市で2025年度「華羅庚杯」常州市イノベーション・起業コンテストの記者発表会が開催された。
本大会は「創造でつながり、革新とともに前進」をテーマに、参加主体に応じて「チーム部門」「スタートアップ企業部門」「成長企業部門」の3部門を設置。予選と決勝の2段階で行われ、「メイン競技」と「特別チャレンジ競技」の2つのトラックに分かれて競われる。メイン競技は、次世代情報技術、ハイエンド設備製造、新素材、バイオ医薬、新エネルギー/新エネルギー自動車/省エネ・環境保護の5分野で実施。特別チャレンジ競技では、合成生物学、エンボディードAI(具身智能)、低空経済・商業宇宙などの重点領域に焦点を当てる。
応募期間は5月30日までで、広く社会からプロジェクトを募集。7月中旬には市科学技術局のウェブサイトで決勝進出候補リストを公示し、デューデリジェンス(適正審査)を実施し、決勝戦進出プロジェクトの資格を確認する。7月下旬から8月上旬にかけて決勝プレゼンテーションが行われ、特別チャレンジ競技3回、メイン競技1回の決勝で各賞(一、二、三等賞)が決定する。最終結果は8月下旬に発表される予定である。大会期間中は、複数の説明会やトレーニングイベントも開催される。
2016年の開始以来、本コンテストには累計3,600以上の起業チームや科技企業が参加。約320のチームが常州市でインキュベーション(創業支援)を受け、賽璞睿生などの成功事例を輩出している。これまでに894のプロジェクトが選ばれ、総額2億800万元(約42億円)の財政支援が行われた。
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