先日の国慶節と中秋節の連休期間中、常州市の文化観光業は輝かしい成果を収めた。旅行サイト「携程(Trip.com)」のデータによると、連休中に常州を訪れた観光客のうち、35歳以下の若者が半数以上を占めた。また、観光地での消費額は省で1位、観光客1人あたりの消費額は省で2位となった。
長江デルタ地域の人気観光目的地として、常州という活力に満ちた町は、革新性、歴史の厚み、温かみをもって各地からの訪問客を惹きつけ、文化観光の魅力を絶え間なく放っている。
中華恐竜園では、連休期間中に新たに導入された「ジュラ紀へのタイムトラベル」「6D秘境アドベンチャー」「驚愕のエレクトロニックミュージックパーティー」などの新コンテンツが市場で高い人気を集め、同園はアリペイの地図アプリ「高徳地図」が発表した「全国ナビゲーション人気親子向け観光目的地トップ5」で2位に選ばれ、江蘇省で唯一の選出となった。市内の主要観光地も、アップグレードにより来場者数と収入の双方で増加を達成した。東方塩湖城では新設の「霊獣パーク」が来場者数前年比70%増、収入25%増を牽引し、連休7日間で連日満室を記録。南山竹海の「ペットと登る山岳レース」、茅山森林世界の「レッサーパンダ園」など、ペット連れ体験が親子連れに好評で、うち茅山森林世界では8日間の総来場者数が前年比2倍となった。迪諾水鎮の「十三太飽美食バトル市」、天寧勝境の「自由散策ライフスタイルシーズン」など、文化とファッション要素を融合した企画が市民や観光客の人気スポットに。天目湖の「秋の収穫祭」、洑家村の「収穫祭マーケット」など、秋を楽しむ特色あるプロジェクトが周辺地域から多くの観光客を集め、消費ポテンシャルが大きく解放された。
第11回太湖湾ミュージックフェスティバルは4日間で延べ約14万人の音楽ファン(うち省外からのファンは70%、35歳以下のファンは約90%)を集め、中国語圏の音楽フェスティバルで最高収入を記録するランキングでトップに立った。これは常州市が大規模音楽フェスティバル開催都市としての興行収入を引き続きリードする原動力となり、地域消費全体を撬入れ、都市ブランド価値を高める重要なエンジンとなった。音楽フェスティバルに留まらず、連休期間中、全市では多様で多数のパフォーマンスマトリックスが展開され、園林リアルシチュエーション・コメディ『半園・珍珠塔』、溧陽の「スターコンサート」、淹城春秋楽園の「蘇潮ミュージックフェスティバル」、文化広場の「スーパー・ワイルド・コンサート」、青果巷の「国慶節パフォーマンスシーズン」、藍海豚の「繁星コンサート」などが、市内全域で音楽ブームを巻き起こした。
8日間の連休中、常州市では100以上に及ぶテーマ別文化体験活動が集中して実施され、市及び区レベルの公共文化施設・博物館の来場者数は54万人を超えた。うち、常州博物館などの文化施設は「博物館で中秋を過ごす」「金秋雅韻コンサート」などの文化・博物館関連の催しを提供しており、近園では没入型江南庭園展示体験スペースがオープンし、呂思勉故居では猫カフェをテーマにした新業態が登場し、三傑(瞿秋白、張太雷、惲代英)記念館の来場者数は約7万人に上った。
常州市はまた、「蘇超(江蘇省都市サッカーリーグ)」のトラフィック効果を巧みに継続・拡大させ、「常宝」IPのオンラインとオフラインの連携を推進した。「常宝」のマスコット人形及び関連グッズは、太湖湾ミュージックフェスティバル、文化広場の「スーパー・ワイルド・コンサート」、「蘇超」南通と淮安の対戦など、様々な場面に登場した。動画プラットフォーム「TikTok」のデータによると、「常宝と巡る常州」というトピックの再生回数は1.2億回を超え、露出回数は7億回に達した。中国中央テレビ(CCTV)の『CCTVニュース』番組は2日連続で3本の特集で常州を取り上げ、市の文化観光融合の新たなシーンを焦点的に報道し、都市の知名度向上を後押しした。
この連休期間中、常州市は輝かしいデータを収めただけでなく、数多くの観光客からの称賛も勝ち取った。若々しい活力、文化の深み、心温まるサービスを通じて、一つの都市の真の魅力を見事に伝えていた。
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