11月21日、中国科学院と中国工程院は2025年の院士増選結果と新たに選出された外国人院士のリストを発表し、その中で常州出身の院士が2名増え、劉泉声氏と謝億民氏がそれぞれ選出された。
劉泉声氏は常州溧陽の出身であり、武漢大学の教授および博士課程指導教官を務め、本年中国工程院院士に選出された。長年にわたり、氏は深部岩体力学と地下工学の分野を専門とし、鉱山採掘や地下エネルギー貯蔵における数多くの「ネックとなる技術的課題」を解決してきた。これまでに、国家自然科学基金プロジェクトを10件担当し、国家973計画プロジェクトを含む国家レベルの重要プロジェクトを10数件、さらに大規模工学研究プロジェクトを40件以上手がけてきた。
謝億民氏は河海大学未来技術学院の学院長を務め、本年中国工程院の外国人院士に選出された。常州生まれであり、江蘇省常州高級中学を卒業し、構造トポロジー最適化の分野で国際的に著名な学者である。同氏が先駆けて提唱した「漸進構造最適化法」および改良版の「双方向漸進構造最適化法」は、国際的な構造最適化設計の分野に深い影響を与え、国内外の一連の重要プロジェクトで成功裏に応用されている。
現在までに、常州出身の両院院士は77名に上り、その内訳は中国科学院院士43名、中国工程院院士34名である。彼らは化学、地質学、核物理学、材料力学、細胞生物学など多岐にわたる分野で深く研究を重ね、科学技術の進歩、国民生活の改善、中華民族の発展に大きく貢献している。
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