このほど、国家標準化管理委員会の委託を受け、江蘇省市場監督管理局は専門家評価チームを組織し、常州瑞賽環保科技有限公司が担当する「使用済み太陽光パネルリサイクル国家循環経済標準化パイロットプロジェクト」の評価審査を実施した。瑞賽環保は94.5+10点（特色ボーナス点）で合格認定を取得し、中国太陽光リサイクル業界初の国家級標準化パイロット企業となった。

　常州瑞賽環保科技有限公司は2018年3月に設立され、廃棄太陽光パネルの回収・処理を専門とする国家級ハイテク企業であり、国家循環経済標準化パイロット企業、江蘇省「専精特新」企業、常州市人材優遇企業に認定されている。同社は中国太陽光リサイクル産業の標準制定主体として業界をリードする技術力を有し、ECOPV「太陽光リサイクル産業発展協力センター」副理事長機構、CIAR「クリーンエネルギー固形廃棄物専門委員会」常務副主任機構を務めている。持続的な技術革新を通じて新エネルギー産業のグリーン循環を実現し、グローバルな新エネルギー低炭素再生材料分野のリーディングカンパニーを目指している。

　次の段階として、常州国家高新区は管轄区域内で認定された国家循環経済標準化パイロットプロジェクトを重要な取り組みとして、政策支援の強化、標準体系の整備推進、イノベーション協力の促進、産業エコシステムの育成などの措置を通じて、循環経済発展のモデルケースを作り、地域の循環経済レベル向上を推進することで「デュアルカーボン」目標達成に貢献していく方針である。同時に、企業のニーズにきめ細かく対応する積極的支援サービスを深化させ、土地利用保障、人材誘致、金融支援、市場開拓、プロジェクト申請などの面で支援を強化し、企業の発展ボトルネックを適時に解決することで、企業の革新的発展に質の高いサービスと生産要素保障を提供していく。