新年早々、車製造の新興勢力である理想汽車（リ・オート）は2024年の「成績表」を発表した。合計50万508台が納車され、中国市場における高級自動車ブランドとして、最速で50万台を販売した業界記録を更新した。このうち、2024年12月に納車された新車は5万8500台であり、前年同月比16.2％増となった。同社は、納車開始以来5年間で合計1,133,900台の新車を納車している。

　理想汽車（リ・オート）の最初のインテリジェント生産基地として、常州市は理想汽車（リ・オート）と手を取り合い努力し、共に新エネルギー自動車産業の強固な礎石を築いた。2024年上半期、同社は江蘇省における生産台数が35.4％を占め、新エネルギー自動車の生産台数のトップであった。生産規模が拡大する一方、同社はサプライチェーンの現地化戦略も積極的に推進させ、2026年までにコア部品の70％が現地調達を実現する見込みであり、江蘇省自動車産業チェーンの発展をさらに促進することになる。

　さらに、理想汽車（リ・オート）は常州拠点のアップグレードに16億人民元を追加投資し、「江蘇理想」という新しい社名に変更し、研究開発、製造、販売などの事業を新社名の下で再編成し、グループ運営を実現する。

　2024年12月25日に行われた「2024理想AI Talk」のインタビューにおいて、理想汽車（リ・オート）の李想董事長兼CEOは、理想汽車のビジョンは物理世界とデジタル世界を結びつけることであり、世界をリードする人工知能企業になることであると述べた。「アプリ「理想同学」と智能運転は、理想汽車の2つのコアAI製品である。我々の大規模言語モデルであるMind GPTは、デジタル世界をつなぐ認知知能であり、自動運転は物理世界に関わる空間知能として知られている。我々はこの2つの分野を同時に探求しており、認知知能と空間知能の組み合わせが前例のないチャンスを開くと固く信じている」と語った。

　現在、アプリ「理想同学」は、自社開発の大規模言語モデルであるMind GPTをベースに、車から携帯電話まで拡張され、そのアプリは2024年12月27日にリリースされた。