4月10日、イタリアの優良企業であるMain Tech社が正式に金壇華羅庚高新区と投資協定を締結した。これにより、中国とイタリアの協力関係が新たな段階に入るとともに、同区の発展に新たな活力が注がれることとなった。
Main Tech社は2003年に設立され、本社をイタリア北東部のパドヴァに置く業界のリーディングカンパニーである。同社は長年にわたり、カスタマイズされた自動化物料処理装置の設計・開発・製造に特化し、卓越したイノベーション能力、深い技術的知見、そして品質へのこだわりにより、国際市場で高い評価を確立している。現在、その製品とサービスは世界多数の国と地域に展開している。
今回の複合材料システム設備プロジェクトは「中伊(常州)スマート製造産業園」に立地し、中国初の生産拠点としてアジア太平洋市場全体をカバーする。プラスチック、化学、製薬、食品などの産業ニーズに対応し、複合材料システム設備の開発・製造を提供する。製品ラインアップには、顆粒状または粉末状のバルク材料の貯蔵・乾燥工程、ならびに混合、PVC押出成形、射出成形、リサイクルなどの分野におけるバルク材料のプロセス制御機器が含まれる。
この春、Main Tech社に加え、イタリア商工会議所やイタリア食品・飼料対中輸出促進会などの相次ぐ進出により、「中伊(常州)スマート製造産業園」はイタリア企業の中国進出における重要拠点として急速に成長している。
長江デルタ地域において特に活発な経済圏として知られる金壇区は、近年、優れた産業エコシステムと手厚いビジネス支援サービスにより、Vigel(巍捷尔)、PIETRO FIORENTINI(フィオレンティーニ)、Spanesi(スパネジ)、Bussola(プッソラ)、Samac(サマック)、Main Tech(マンテック)など、イタリアを代表する業界トップ企業の進出を相次いで誘致している。今後も同区は産業シナジー効果をさらに強化し、地域経済の高品質な発展と国際協力の推進を図っていく方針である。
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