2024年12月24日、竜蟠科技（Lopal Tech）は持株子会社である常州鋰源が韓国LG新能源(LGES)とリン酸鉄リチウム正極材26万トンの供給契約を締結し直したと発表した。現在の市場価格で計算すると、受注総額は100億人民元に近く、2024年にグローバルなリン酸鉄リチウム市場で締結された最大の取引契約である。

　韓国のLGグループに属するLG新能源(LGES)は、世界のバッテリー分野のトップ企業であり、2023年世界動力電池設置容量において第6位にランクされている。金壇区に本社を置く常州鋰源は、2年連続で江蘇省の潜在的ユニコーン企業として表彰されており、その製品は新エネルギー自動車、エネルギー貯蔵システムなどの分野で広く使用されている。

　常州鋰源と韓国LG新能源(LGES)は昨年2月に2028年までに16万トンのリン酸鉄リチウム正極材を供給する「長期供給契約」を締結した。今回、総量を26万トンに修正し、動力電池分野における市場の強い需要を示している。

　現在、常州鋰源は寧徳時代(CATL)、LG新能源(LGES)など数多くの世界的な新エネルギー電池会社や自動車会社と協力関係を築いており、中国の江蘇省常州市、天津市、四川省遂寧市、湖北省襄陽市、山東省菏沢市の5ヶ所に生産拠点を有している。