4月3日午後、中国の先進技術とドイツの厳格な規格を融合し、データセンター向け高安全性電池の新たな基準を確立するため、「カスタマイズ電池化学グローバル標準」起動式が溧陽市で開催された。日独双方の関連企業・研究機関の代表が出席した。
式典では、参加代表らが「カスタマイズ電池化学グローバル標準協定」に調印した。今回の協力は、ドイツのエンペリウム社を戦略調整役とし、アーヘン工科大学の技術標準体系と、天目湖先進蓄電技術研究院が主導する産業連盟が連携する。
協定によると、双方は欧州市場のニーズに応じ、高カスタマイズ性の電池ソリューションを開発し、特にエネルギー密度・安全性・環境適応性などの核心指標の突破を目指す。第1段階として、2025年までに顧客ニーズ分析と技術ロードマップ策定を完了し、2026年には試作機テストを開始する予定である。
アーヘン工科大学は全プロセスの技術監修を担当し、EU安全認証および革新設計規格への適合を保証する。さらに定期的な国際技術セミナーの開催や共同マーケティングも実施される。
全国県域経済において動力電池産業をリードする溧陽市は、国内最大規模の動力電池産業クラスターを形成している。2016年に次世代電池技術の研究開発を開始して以来、全固体電池やナトリウムイオン電池などの先端分野で37の核心技術を突破し、基礎材料開発からスマート製造装置までの完全なサプライチェーンを構築している。過去3年間で、溧陽の動力電池産業は年平均42%の成長を達成し、国際共同プロジェクト数は3倍に増加し、輸出市場は欧米アジア23カ国に拡大している。
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