4月18日、中車常州車輛有限公司が江蘇省の「グリーン工場」に認定された。
同社は「グリーン製造」に力を入れており、生態保護を最優先に掲げ、持続可能な開発の理念を生産・経営の全プロセスに組み込んでいる。資源・エネルギー利用効率の向上とクリーン生産水準の強化を重点的に推進し、全面的なグリーン生産を実施している。環境保護への投資を継続的に拡大するとともに、エネルギー消費構造の最適化を図り、さまざまなグリーン成長施策を着実に実行している。
同社は、製品のライフサイクル全体にわたって環境配慮型の開発理念を貫徹し、環境に優しい原材料の積極的な採用を推進し、水性塗料による油性塗料の代替や無リン高効率脱脂洗浄剤の使用を通じ、有害物質の使用を源流から削減している。さらに、全自動洗浄機による手作業洗浄の置き換えやロボット自動塗装の導入により、廃水や有害廃棄物の発生量を低減している。「グリーン調達方針」を策定し、生産プロセスや物流工程の最適化を実施し、製品のカーボンフットプリントや工場施設・製造過程における温室効果ガス排出量の監査・改善を進め、製品カーボンフットプリント認証を取得した。省エネルギー・排出削減と環境技術の革新を主眼とした設備更新や技術改造を推進し、エネルギー消費構造の見直しとクリーンエネルギー比率の向上に取り組み、持続可能なグリーン生産システムの構築を加速させている。
工場施設全体の環境性能向上に向け、新型断熱省エネ建材の導入や自然採光の最大化を推進し、主要道路の照明を太陽光発電式路灯に切り替え、構内の燃料式フォークリフトを新エネルギー電気フォークリフトに全面更新した。さらに、屋上や駐車場スペースを活用した分散型太陽光発電システムを自社構築し、「中車エネルギー・カーボンインテリジェント管理プラットフォーム」を導入している。これにより工場のエネルギー使用データの自動収集・分析、消費診断、省エネ最適化を実現し、エネルギー消費プロセスのリアルタイム監視体制を確立した。特に有機廃棄ガス自動監視ネットワーク設備を設置することにより、排出情報のリアルタイムモニタリング・分析・警告機能を構築し、エネルギー利用効率と汚染防止管理水準の飛躍的向上を達成している。
日常業務においても省資源・低消費型の「グリーンオフィス」文化を定着させている。さらに社員のグリーン通勤を促進するため、新エネルギー車や自転車利用を積極的に奨励するなど、環境意識の向上に努めている。「グリーンストーリー」を発信することで生態系保護への共感を喚起し、資源節約型・環境調和型企業の構築を加速している。
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