このほど、江蘇省科学技術協会（江蘇省科協）は「2025年度江蘇省科技小院認定リスト」を公表し、常州市溧陽市の「白茶科技小院」など6施設が選ばれ、選定数は全省トップとなった。

　近年、常州市科協は農業関連大学・研究機関の院士（アカデミー会員）や専門家と連携し、農家への現地調査や企業支援を実施し、「科学技術＋農村小院」の協力モデルを通じ、技術革新による農村起業の促進や、研究成果を活用した農家の収入向上を実現している。

　科技小院の申請プロセスでは、市科協が全省に先駆けて「科技小院建設研修会」を開催。省内の著名な教授・専門家を招き、講義や現場指導を行い、農業企業や農村協同組合などの申請主体を強力にサポートした。

　現在までに、常州市では計14の科技小院が設立されており、うち国家級4施設、省級10施設。このうち3施設は省科協から「優秀科技小院」として評価され、特別助成金を獲得している。同市の科技小院はほぼ全市をカバーし、茶業、タロイモ、養蚕、稲作、果樹・野菜、花卉など多様な産業分野を網羅している。