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7日に「小暑」を迎え  夏本番がきた
 

 今月7日午前10時38分、二十四節気の11番目「小暑」を迎えた。夏の5番目の節気で、夏が本格化する時期となる。

 「小暑を過ぎると日に日に暑くなる」と言われているように、小暑は1年で最も暑い時期となる「三伏」において最初の「初伏」の前後に当たり、湿気が高くなり、ムシムシとしたサウナモードに突入する時期だ。

 小暑の頃になると、風がないか、あったとしても、生暖かい風で、まるでミストサウナやオーブンの中にいるような気分になる。そのため、「小暑から大暑にかけては、上から蒸され、下からは煮られている」ような気分になると言われるほどだ。

 暑さが本格化すると言っても、この時期にしかない素敵な景色もある。例えば、池や湖に行くと、穏やかで優美なハスの花が咲いている。また、雨が降った後の透き通ったしずくや山に茂る青々とした木々を見ると、爽やかな気分になる。

 また、燃えるように真っ赤な夕焼けや満天の星空、燦々と降り注ぐ太陽を浴びて咲くヒマワリ、幻想的な光を発するホタルなども、楽しい夏を盛り上げてくれる。

 夏になり蒸し暑い日が続くと、体の「陽気」も最高潮に達するため、暑さ対策も必要であるものの、冷房のきいた部屋に長時間いることは避け、換気を心掛けるほか、冷たいものばかり食べたり飲んだりしないように注意して、「陽気」を養うことも心掛けなければならない。

 暑さが厳しくなり、仕事も忙しくなると、イライラしがちだ。そのため、リラックスして、体を静かに落ち着かせるよう心掛けることも必要だ。蒸し暑い天気になるほど、気持ちを落ち着かせ、平常心を保って他の人に接するよう注意しよう。


 
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