このほど、江蘇省人民政府はマカオ特別行政区政府とマカオにおいて、江蘇・マカオ協力パークを共同構築に関する覚書を調印した。石泰峰江蘇省長、崔世安澳門特区行政長官は代表として署名し、江蘇省常州市で江蘇・マカオ協力パークを建設することを決定した。

　張雷副省長、王奇省政府秘書長、費高雲常州市長らがイベントに参加した。

　調印式の前、石泰峰江蘇省長は崔世安氏と会見した。石泰峰氏は「マカオが祖国返還後、内陸部と優位を取り合いながら共同発展の道を歩んでいる。『一国二制度』実践も大成功だと認められておる。マカオは江蘇省対外開放の重要な窓口として、江蘇省の最も早い、そして最も重要なパートナーの一つである。新たな発展時代では、江蘇省はマカオと共同努力し、習近平主席、李克強総理がマカオ視察の際、行った重要演説の精神に応じて、国家戦略とマカオ『一中心一プラットフォーム』建設に参加し、ポルトガル語圏諸国の第三方市場をより大きく開拓する。江蘇・マカオ協力パークは双方協力の深化の重要なキャリアとなっており、われわれは発展企画をより完備、加速的にインフラ施設を建設、マカオ並びポルトガル語圏諸国産業協力をより深化、マカオと内陸部との協力提携のモデルパークを築く」と述べた。

　崔世安氏は「特区政府は江蘇省と江蘇・マカオ協力パークの建設を顺序良く進み、『一国二制度』の優勢と双方の独特な優位を充分に発揮させ、イノベーションと活力を促進、マカオの未来の発展に必要な空間を提供し、両地域の人々の幸福を絶えずに強化し、持続的な発展を実現する」と話した。